Biolin scientific
HomeTop PageLB膜作成装置ディップコーターBAMブリュースター角顕微鏡表面張力計・接触角計粘弾性評価装置
フーリエ変換赤外反射吸収分光法表面電位測定装置

フーリエ変換赤外反射吸収分光法
FT-IRRAS (Fourier Transform InfraRed Reflection Absorption Spectroscopy)
 

FT-IRRASによる気/液界面での単分子膜のスペクトル測定が可能です。

 

製品特徴1

通常水分子によるIRの吸収は極めて強く、1700〜3700cm-1の範囲でシャープな吸収バンドを示し、FT-IRの測定にとって大きな問題となります。水のスペクトルを差し引いて補正しても不完全であり、特にモノレイヤーの小さな吸収バンドは読取が困難で、ATR法でも膜が厚くなるとエバネッセントウェーブが達しないため感度が悪くなります。
当該装置はポラライゼーションモジュレーションによりP偏光とS偏光の吸収の差をシグナルとして検出し、同時にジェネラルな吸収 {(装置内の鏡、レンズなど)、試料、水分子、二酸化炭素、etc.= P + S } を測定する事により水のIR吸収によるノイズをキャンセルする事ができる優れた装置です。特に生体高分子などその機能において水が重要な役割を果たすシステムの解析に適しています。


製品特徴2

従来面倒で時間のかかる作業であった光学系の調節を、ゴニオメーターにより簡単に調節できるようにしました。調節個所は高さと角度の2つだけです。


製品特徴3

電子線やイオンを使う方法と比較し、試料を傷めない非侵襲、非破壊のメリットがあります。



モデル:PMI 550

PMI 550

装置仕様
測定波数範囲 800 〜 4000 cm-1
分解能 8 cm-1
ゴニオメーター調節範囲  40 〜 85度
干渉計 マイケルソン型干渉計
光弾性変調器 ZnSe PEM, 周波数74kHz

原理

ΔI/ΣI = (Ip - Is)/ (Ip + Is)
Ip:P偏光、Is:S偏光

アプリケーション

1)生体高分子と水分子との相互作用の解析
2)分子配向及び吸着と解離の解析
3)相変化の解析
4)赤外線透過/吸収材料の開発

測定例
実験データ1 気/水界面上ステアリン酸分子膜、PM(ポラライゼーションモジュレーション)未使用気/水界面上ステアリン酸分子膜、PM使用実験データ2気/水界面上ステアリン酸単分子膜、PM使用実験データ3
気/水界面上DPPC単分子膜、PM使用
pHによるスペクトルの変化
pHによるスペクトルの変化
キトサンによる生体膜モデルからのβ-ラクトグロブリン除去
キトサンによる生体膜モデルからのβ-ラクトグロブリン除去

キトサンは生体適合性、生分解性を持ち、毒性も無い為、ドラッグデリバリーの殺菌剤やファットリデューサーなど様々なアプリケーションで使用されており、中でも抗アレルギー剤としての機能が注目されています。
牛乳中に多く含まれるβ-ラクトグロブリンは、母乳にはほとんど含まれていないためアレルギーの原因ではないかと考えられており、キトサンとの相互作用の研究が行われました。LB膜作成装置で膜モデルを作成し、β-ラクトグロブリンに対するキトサンの吸着、融合、膜モデルからの脱離をPMI550で観察しています。

Caseli, L. et. al. Langmuir, 24 (2008) 4150-4156
DMPAモノレイヤーに対するβ-ラクトグロブリンの吸着
DMPAモノレイヤーに対するβ-ラクトグロブリンの吸着
キトサン投与によるβ-ラクトグロブリンの膜モデルからの脱離
キトサン投与によるβ-ラクトグロブリンの膜モデルからの脱離
  このページのトップへ

COPYRIGHT(C) ALTECH CO.,LTD.